研究課題/領域番号 |
21653102
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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研究分担者 |
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 教授 (10264201)
劉 卿美 長崎大学, 大学教育機能開発センター, 准教授 (00346941)
楠山 研 長崎大学, 教育学部, 准教授 (20452328)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,740千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 社会の国際化 / 教員養成 / 隣国での教育実習 / 国際理解教育 / 多文化理解 / 他国での教育実習 / 教育実習 / 国際理解 / 韓国・中国 |
研究概要 |
ICTの発達により、あらゆる情報がスピード化し、各国の社会が国際化の波にさらされている。そして、この波は学校教育も直撃し、国際理解教育の充実が求められるようになっている。しかし、この社会の要求に沿った教員養成が計画的に展開されているとは言いがたい。 学校教育における国際理解教育を推進・充実していくためには、文化の異なる社会に身を置き、それを理解してきた経験を持つ教員を多く育てる必要がある。この課題の解決法の一つとして外国における教育実習の実施が考えられる。 本研究においては、長崎大学教育学部が韓国の漢陽大学校と実施している短期留学プログラム(I-STEP:International Student Teachers Exchange Program)を活用して、日本と韓国の学生が互いに相手の国の学校で教育実習を行うことによって、社会からの要請に応えられるのではないかと考えた。このI-STEPは学生が一年毎に相手大学を訪問し、多文化理解能力の向上を中心として学修することになっている。研究の最終年である平成23年度は、長崎大学の学生20名が漢陽大学校を訪れ、大学校の附属小学校と附属中学校で授業を行なった。これらの授業実施にあたっては、漢陽大学校の学生が全面的に協力し、両者の知恵によって実習は円滑に進んだ。授業後、小中学校の児童・生徒を対象として調査を行ったが、彼らからは好印象の回答が返ってきた。学生たちからも国際理解に向けた肯定的な回答が来た。この成果は平成24年度の韓国多文化理解学会で発表する。
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