研究課題/領域番号 |
21653104
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
滝沢 和彦 大正大学, 人間学部, 教授 (60197233)
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研究分担者 |
渡邊 健治 大正大学, 人間学部, 教授 (60513736)
弓山 達也 大正大学, 人間学部, 教授 (40311998)
村上 興匡 大正大学, 人間学部, 准教授 (40292742)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,110千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 地域文化教育 / いのちの教育 / こころの教育 / 特色ある学校 / 特色のある学校 |
研究概要 |
今日、「いのち」の教育や「こころ」の教育の必要性が指摘されているが、そうした教育を学校で行う際に、政教分離の原則に反するとして、また特定の価値観の教え込み(indoctrination)に当たるとして批判されることが多かった。こうした教育を、地域文化、特に伝統的な文化を教材として取り上げることで無用の軋轢を避ける、あるいは軽減することができるのではないかと考えられる。 こうした問題意識から本研究では、以下の3つを行った。(1)地域文化を「いのち」「こころ」の教育に活かすヒントとなる実践事例を集めて、その特徴を分析した。(2)そうした多くの実践が他の実践との関係に言及することなく行われているために、実践例についての情報や理論の蓄積がなされていない現状を確認した。(3)理論と実践例を分類し整理するための基準あるいは視点を析出することを試みた。 近年、「いのち」「こころ」の教育を「徳の教育」として見直す動向があるが、本研究は、そうした動向に対して、伝統文化に限らず、より広く地域の自然や観光資源、産業や特産品、そして郷土の人物等を具体的な教材とすることで抽象的な「徳の教育」を具体化する(可視化する)可能性を提示することができた。
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