研究課題/領域番号 |
21653108
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
細川 徹 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60091740)
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研究分担者 |
川住 隆一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20124208)
上埜 高志 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60176617)
田中 真理 東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70274412)
吉武 清實 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (80111243)
熊井 正之 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 教授 (60344644)
安保 英勇 東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (50250650)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 発達障害 / 研究中心総合大学 / 支援システム / 質問紙調査 / ピア・サポート / 障害学生修学支援 |
研究概要 |
研究中心総合大学において、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能広汎性発達障害(HFPDD)などの発達障害が疑われ、特別な支援ニーズを有する学生への支援システムを構築する基礎資料を得るため、先進的な取り組みを行っている幾つかの大学への訪問調査および全国の国公私立大学の学生相談所等を対象とするアンケート調査を行った。その結果、発達障害の専門家が、当該学生だけでなく彼らにかかわる教職員のコンサルテーションも行うことが必要で、学内理解の促進(環境整備)が求められていることが判明した。また、北大、東北大、筑波大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、広島大、九州大などの研究中心総合大学における発達障害(疑い)学生への対応を巡って意見交換を行うために国立9大学のワークショップを開催し、そこで抽出された問題が、必ずしも研究中心ではない他の国公私大と異なる何らかの特異性をもつかどうかを検討した。その結果、学力が高くても社会適応能力が低い高学歴ニートハイリスク群の存在が示唆され、早急な支援システムの構築が必要であることが裏付けられた。以上を踏まえて、環境整備として教職員を対象としたFDと発達障害(疑い)学生を理解し支援するためのガイドブックをに向けた取り組みを行った。さらに、発達障害(疑い)学生本人に対し、訓練を受けた院生によるピア・サポート(グループ・セッション)を数ヶ月間にわたり試行的に実施した。
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