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転がり玉軸受用転動体の高精度デジタル画像化の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 21656045
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械機能要素・トライボロジー
研究機関新潟大学

研究代表者

新田 勇  新潟大学, 自然科学系, 教授 (30159082)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2009年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードトライボロジー / 転がり軸受 / デジタル画像 / 高精細 / 短時間
研究概要

本研究の目的は,従来不可能であった玉軸受の転動体である球の表面全体を短時間,かつ高精度にデジタル画像化する画期的な装置を2年間で開発することである。昨年度は,初年度としてこれまで開発してきた広視野レーザ顕微鏡を用いることで,装置開発の可能性を探り,問題点を明らかにした.観察対象の球面に直線走査のレーザ光が照射されるので,その直線のある幅の球面しか焦点深度内に存在しない.そこで,球面全体を観察するためには,球を回転させ,球面全体にレーザ走査線を当てる必要がある.最初に,電動回転ステージ1を用いて鉛直軸を中心として球を一回転させる.これにより,赤道上の走査幅数mmに亘りデジタル画像を取得することができた.次に,回転ステージ2を用いて水平軸を中心として球をある規定量だけ回転させた.この操作を順次行うことで,焦点の合う緯度を変化させながら観察を続けることができ,結果として球全体のデジタル画像化が行える.昨年度は,プラスチック製の比較的大きな球を使って,上記の考え方で球面の半分が観察できることを検証した.本年度は,鋼球を使って球面観察を続けた.鋼の場合は反射強度がプラスチックに比べて高いので,球の回転軸の位置決めが僅かでもずれると,反射光強度が大幅に変わる,したがって,鋼球の観察が終了して,球面の画像を組み合わせたときに,場所により画像の濃淡の差が激しくなる.しかし,球面をデジタル画像化することにより,傷の相対関係が直感的に理解しやすくなることが確認できた.また,球面上の傷の位置情報もデジタルで把握できるために,検査装置に向いている.昨年に引き続き,測定した球面の表示方法として,DirectXとDelphiを用いて地球儀のような球表面の表示プログラムを改良した.

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 広視野レーザ顕微鏡を用いた球面観察の基礎研究2010

    • 著者名/発表者名
      渡辺拓也
    • 学会等名
      日本トライボロジー学会 トライボロジー会議2010秋福井
    • 発表場所
      福井大学(福井市)
    • 年月日
      2010-09-14
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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