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地区交通安全の為の車両速度抑制装置として設置されたハンプからの騒音の対策技術

研究課題

研究課題/領域番号 21656127
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 土木計画学・交通工学
研究機関九州工業大学

研究代表者

渡辺 義則  九州工業大学, 大学院・工学研究院, 教授 (90107847)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2010年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2009年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード地区交通安全 / 速度抑制装置 / サイン曲線弓形ハンプ / 騒音 / 衝撃音 / 敷地内実験
研究概要

危険な速度で走行する車が存在する生活道路では、歩行者の「通行の安全」が損なわれている。車の速度を抑制するにはハンプの設置が有効であるが、この方法には騒音問題がつきまとう。これまで申請者は、小型貨物車がハンプを跳躍して大きな衝撃音を発生させること、そして、その発生位置(ハンプからの水平距離、地面からの高さ)、パワーレベルとそのスペクトルを関数で表現した。更に、本年度は、この結果を使って、ハンプが設置された沿道の騒音を予測した後、ハンプによって発生する衝撃音への対応策を検討した。以下にその結果を述べる。
1.騒音規制法で定められている規制基準値の決定方法に準拠して、ハンプの衝撃音により睡眠・会話影響が生じない評価値を提案した。この評価値と沿道騒音の予測値を比較検討した。
2.その結果、沿道家屋の「窓を閉めた状態にする」ことは必須である。「夜間(睡眠)」の方が「昼間(会話)」より深刻な影響を受ける。
3.ハンプを家屋から9m以上離せば騒音問題は生じない(条件:車速25km/h,窓閉,夜間,塀無し,寝室1階)。
4.家屋が連担していれば、1.5m以上のブロック塀を遮音塀に使うと騒音問題は生じない(条件:3.と同様,但し,塀有)。
5.寝室が1階ではなく2階にある場合で、しかも、寝室が道路側にあれば、2mのブロック塀があっても騒音問題が生じる。窓の防音化で対処が必要となる。
6.基本的に、生活道路といえども、道路幅員をできるだけ広く取ることが大事である。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] サイン曲線弓形ハンプで発生する衝撃音の予測・評価の方法と軽減について2010

    • 著者名/発表者名
      松下雅典, 他4名
    • 雑誌名

      土木学会土木計画学研究・講演集

      巻: 42(CD-ROM)

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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