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緑色蛍光タンパク質付加ノロウイルス様粒子の新規合成

研究課題

研究課題/領域番号 21656131
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関東北大学

研究代表者

大村 達夫  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30111248)

研究分担者 真砂 佳史  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (50507895)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードウイルス / タンパク質 / バイオテクノロジー / ウイルス様粒子 / 緑色蛍光タンパク質
研究概要

ウイルスによる感染性胃腸炎を起こす主要な原因としてノロウイルスが挙げられる。ノロウイルスは培養細胞で増やす方法が見つかっておらず,ウイルスの感染機構,複製機構など基礎的な研究が遅れている。本研究ではバキュロウイルス-昆虫細胞発現系を用いてノロウイルス様中空粒子(NoVLP)に緑色蛍光タンパク質GFPを付加したウイルス様粒子NoVLP-GFPを合成することを目指す。NoVLP-GFPはノロウイルスと物理化学的特性が類似しているが感染性がなく,GFPによる緑色蛍光によりその検出が容易であるという特徴を持つ。
NoVLP-GFPの合成に重要な,バキュロウイルスに組み込むノロウイルス由来タンパク質遺伝子およびGFP遺伝子の組み合わせ,及び昆虫細胞1個あたりに感染させるバキュロウイルスの量(multiplicity of infection:MOI)について検討した結果,ノロウイルス遺伝子のORF2とGFP遺伝子とノロウイルス遺伝子のORF3を合成した遺伝子GFP-ORF3を組み合わせ,昆虫細胞に同時感染させることでもっとも効率よくNoVLPが合成されることを確認した。また,MOIの検討を行った結果,ORF2とGFP-ORF3のMOIがそれぞれ2・1,3・3とした2条件が良いことが確認できた。さらにこの合成条件ではTEMによりNoVLPが,トランスイルミネータによりGFPの緑色蛍光が確認された。したがって,本手法によりNoVLP-GFPの合成に成功したことが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 緑色蛍光タンパク質付加ノロウイルス様中空粒子の合成に向けた条件検討2010

    • 著者名/発表者名
      山口諒, 他
    • 学会等名
      平成22年度土木学会第65回年次学術講演会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2010-09-02
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ノロウイルス様中空粒子への緑色蛍光タンパク質付加に向けた条件検討2010

    • 著者名/発表者名
      真砂佳史, 大村達夫, 他
    • 学会等名
      平成21年度土木学会東北支部技術研究発表会
    • 発表場所
      日本大学(郡山)
    • 年月日
      2010-03-06
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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