研究課題/領域番号 |
21656215
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
田丸 浩 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 准教授 (50324554)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 抗体生産 / 金魚(水泡眼) / ゼブラフィッシュ / 組換えタンパク質 / サンドイッチ法 / ドットブロット / 免疫グロブリン / ELISA法 |
研究概要 |
本研究では、実験モデル動物として注目されている小型魚類のゼブラフィッシュ(Danio rerio)から次世代型モデルフィッシュとして注目した金魚(水泡眼)を用いた抗体生産系の創出を目指した。すなわち、既存の免疫哺乳動物(マウス、ウサギなど)では作製が困難な膜タンパク質に対する抗体を取得するためには、種が離れた魚類などの脊椎動物を用いることでその問題を克服できると考えた。そこで最終年度となる本年度は、金魚由来の免疫グロブリン重鎖(IgH)遺伝子のクローニングならびに塩基配列の決定を行った。さらに、水泡眼の腹腔内あるいは水泡内に抗原タンパク質(GFP-His)を直接またはアジュバンドとともに投与して追加免疫をした後、水泡内液を採取した。ポジティブコントロールとして市販の抗GFP抗体または抗Hisタグ抗体を用いたサンドイッチ法によるドットブロットを行うことで、抗原となるGFP-Hisに対する水泡液内の抗体を検出した。その結果、腹腔内へのGFP-Hisでは明らかな抗体生産の誘導が認められなかったが、アジュバンドとともにGFP-Hisを水泡内に投与した場合に強く抗体生産が誘導されることが判明した。
|