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マルチスペクトルカメラを用いた海洋生物認識システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21656227
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 船舶海洋工学
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

三輪 哲也  独立行政法人海洋研究開発機構, 海洋工学センター, グループリーダー (90272400)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードマルチスペクトルカメラ / 差分画像 / 熱水環境調査
研究概要

本研究は、海洋における生物サンプリングにおいて、生存捕獲を試み、新しいバイオリソースの提供を行うための、装置開発を実施した。ネットやROVなどの装置で取れる生物は、運動動作の遅い、比較的動かない生物のみが、選択的にとれる事実がある。深海調査においての生物多様性の情報は、調査研究のうち映像から証明されているが、サンプリングできている生物種との格差がみられてきている。それは映像に移った生物が必ずしも採取できている状況に無い。その矛盾を解決する方法として、センシングや視認性の向上を採取装置に付加することが必要と感じた。そこで同軸タイプのカメラシステムで、それぞれ性質の異なるカメラの近紫外領域(可視光範囲)の画像と、近赤外(赤外)画像の差分を取り、認識の難しかった海底生物分布状況把握を的確にし、迅速に生物の位置を把握するシステムを構築することを目的とし、本研究課題によって基礎的検証をおこなった。
同軸によるマルチカメラシステムと、イーサーケーブルによる長距離の画像伝搬システムを用い、差分画像を得るための画像処理システムとプログラム制作を実施した。その結果、2つのカメラ映像の差分観察画像を構築することが出来た。次に光源を単波長の異なるLED光源とし、光源を切り替えることで、いくつかの異なる照明による生物画像を入手できた。これらの生物画像から、表面の色素の異なる成分抽出し、同一画像における生物識別が出来るようになった。水中の撮影においては、耐圧ハウジングが必要であり、10mの防水容器の中で、実験水槽中で検討を行った。窓材における制限はあるものの、水中での差分映像も入手できた。今後さらに水中撮影における条件の最適化を実施し、実用に耐えるものに改良を加える予定である。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 簡易マルチスペクトルカメラによる生物分布計測手法の開発2010

    • 著者名/発表者名
      粂義輝
    • 学会等名
      第11回極限環境微生物学会年会
    • 発表場所
      京都大学宇治キャンパス「きはだホール」(京都府)
    • 年月日
      2010-11-15
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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