研究課題/領域番号 |
21656235
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 筑波大学 (2011) 九州大学 (2009-2010) |
研究代表者 |
坂本 瑞樹 筑波大学, 数理物質系, 教授 (30235189)
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研究分担者 |
徳永 和俊 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (40227583)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | プラズマ・核融合 / 水素 / プラズマ・壁相互作用 / 水素透過 / 光学反射率 / 水素拡散 / タングステン |
研究概要 |
水素透過粒子束の実時間測定システムを製作し、厚さ0.1mmのタングステン試料に重水素プラズマを照射して、試料表面状態の変化に起因していると考えられる水素透過フラックスの減少を観測した。また、厚さ0.1mmのタングステン基板に約280nmのイットリウム薄膜と約20nmのパラジウム薄膜を蒸着させた試料を作成し、試料表面への水素導入に対して光反射率が可逆的に変化することを示した。水素透過フラックスシステムとの組み合わせにより実時間の動的リテンション計測が可能となることを示すことができた。さらに、結晶粒の延びの方向が表面に対して垂直のタングステン試料の重水素吸蔵量は、平行の試料よりも重水素吸蔵量が2~10倍高いことを明らかにした。これは結晶粒界を通した実効的拡散係数の違いに起因していると考えられる。
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