研究課題/領域番号 |
21658027
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
野村 暢彦 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (60292520)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2009年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 細菌 / バイオフィルム / 構造解析 / 代謝解析 / 微生物複合系 |
研究概要 |
生物を対象にした分野において、その可視化はとても重要である。現在、その可視化には蛍光タンパク質GFPが寄与しているが、しかし、微生物分野ではその多くが形質転換系が確立されていないためGFPの利用には限界がある。そこで、GFPに依存しないバイオフィルムの新しい可視化技術の開発を行い、申請者グループが開発したバイオフィルムのガス状代謝産物を連続的に観察解析できるAFGAS法に適用することで、あらゆる微生物のバイオフィルム構造とそれによる代謝活性の同時解析を可能にし、バイオフィルム研究の新展開を図ろうとするものである。本成果により、反射を利用したレーザー顕微鏡技術により、あらゆる微生物が非侵襲・非破壊で、さらにバイオフィルム状態でも観察さらに定量が可能となった。まった、バイオフィルムからの気相および液相の代謝産物も経時的に測定可能となった。さらに、微小容量の培養系でも、以上が適用可能であることを報告した。 以上、全く新しい微生物のさらにそれらのバイオフィルムの解析手法の構築に成功した。それは、無処理のため、経時的な観察を可能にし、代謝解析を併せて行うことにより、これまで困難であったバイオフィルムの経時的な3D構造解析と代謝解析を行うことが可能となり、バイオフィルムさらには微生物研究に全く新しい道筋をつけることに成功した。
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