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糸状菌における多型mRNAの生理機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 21658030
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

小笠原 渉  長岡技術科学大学, 生物系, 准教授 (40292172)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード菌類 / ゲノム / マイクロアレイ
研究概要

本研究は、セルラーゼ高生産菌である糸状菌Trichoderma reeseiをモデル生物として同一遺伝子から転写される多型mRNAの生理機能の解明を目的としている。22年度はT.reeseiの有する9129遺伝子の中からセルラーゼを含む糖質加水分解酵素遺伝子およびそれらと密接な関係があると推測される転写調節因子をコードする遺伝子など55種の遺伝子を対象に、多型mRNAの選抜、転写産物の同定を行うために以下の研究を行った。
ターゲットとなる遺伝子すべてについて、遺伝子内部の配列を10塩基ずつずらして作製した60bpのオリゴヌクレオチドを基板上に配列させたDNAチップを作製し、様々な培養条件下で得られるRNAを用いてタイリングアレイ解析を行った。また、プロモーター領域(上流600bpを対象とした)については1bpずつずらして同様のDNAチップを作成した。
T.reeseiがセルラーゼを生産する条件(セルロース培養、セルロース誘導、ソホロース誘導、ソルボース誘導)および生産しない条件(グルコース誘導)からそれぞれmRNAを得た。このRNAを上記のDNAチップに対してハイブリダイズさせた。その結果、誘導条件下ではほぼすべてのセルラーゼ遺伝子の転写産物のDNAチップに対するハイブリダイゼーションパターンは同一であった。遺伝子の塩基配列をすべて網羅したプローブ全てに一様にハイブリダイズシグナルが観察されず、ある特定のプローブにのみ特異的にハイブリダイズするということが明らかとなった。また、セルラーゼ高生産変異株とその親株で同様の解析を行ったが、株間でのハイブリダーゼーションパターンの違いがないことが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考]

    • URL

      http://bio.nagaokaut.ac.jp/~Ogasawaralab/index.html

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://bio.nagaokaut.ac.jp/~Ogasawaralab/index.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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