研究課題/領域番号 |
21658036
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
新 隆志 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (50179066)
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研究分担者 |
赤松 隆 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (50133567)
松岡 正佳 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (10121667)
田口 久貴 崇城大学, 生物生命学部, 准教授 (90212018)
厚山 健次 崇城大学, 工学部, 教授 (60099075)
緒方 靖哉 崇城大学, 生物生命学部, 教授 (20038277)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 嫌気性微生物 / 酸素濃度勾配 / 酵素的脱酸素 / 網羅的 / 溶存酸素濃度 |
研究概要 |
偏性嫌気性微生物の培養ならびに自然界からの分離は経験者でも難しい。本研究課題では、好気性微生物と同等に取り扱うことができる簡易な方法の確立を最終目標に、検討を進めた。前年度の成果(滅菌直後のほぼ無酸素状態の寒天培地への気相からの酸素拡散の定量的把握とその拡散係数の算出)を基礎に、微生物起源アスコルビン酸オキシダーゼ'(ASOM)による酵素的脱酸素法、気相からの酸素拡散をアルゴンガスで遮断する方法を併用することにより、通常のシャーレを用いて寒天培地内・表面を無酸素状態に維持できることに成功した。この方法は、脱気やガスパック法のような従来法で採用された気相からの脱酸素法よりも、迅速かつ簡易な方法であることを明らかにした。 ついで、ASOM脱酸素法と寒天表面からの酸素拡散による、寒天培地内の酸素濃度勾配形成について検討した。高層寒天内で、下層にASOM+アスコルビン酸からなる酸素吸収槽を配置し、寒天表面に種々な酸素濃度の気相を循環させた。酸素勾配を定常状態に維持するには至らなかったが、所期目的の寒天内酸素勾配形成が可能性であることを明らかにした。
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