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ポリフェノールの脂質代謝改善作用に関与する新規情報伝達系の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21658050
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食品科学
研究機関岐阜大学

研究代表者

長岡 利  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (50202221)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2009年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードポリフェノール / 低密度リポタンパク質 / LDL受容体 / HepG2 / EGCG / 脂質 / JNK / エラグ酸 / DNAマイクロアレイ / アポリポタンパク質B
研究概要

ポリフェノールの脂質代謝改善作用に関与する新規情報伝達系の解明について、本年は、特に、茶カテキンのLDL受容体活性化機構について研究した。
【目的】高い血漿低密度リポタンパク質(LDL)レベルは動脈硬化症等のリスク増加につながることが知られている。LDLレベルは主に肝臓で発現しているLDL受容体(LDL-R)によって調節を受けており、LDL-Rを活性化する因子を探索し、その機構を解明することが求められている。当研究室では、茶に含まれるポリフェノールであるエヒ。ガロカテキンガレート(EGCG)がヒト肝臓細胞であるHepG2細胞においてLDL-RmRNAレベルを上昇させ、またLDLを構成する主要タンパク質であるアポリポタンパク質Bレベルを減少させることを報告してきた。しかし、EGCGによるLDL-R活性化機構は未だ不明な点が多く、本研究ではこの作用機構解明を目的とした。
【方法・結果】阻害剤実験により、EGCGによるLDL-R mRNAレベル上昇にJMK経路シグナル伝達が関連することを明らかにした。ルシフェラーゼアッセイによるとLDL-R mRNAレベル増加は遺伝子転写活性化に因るものではなかった。発現したLDL-Rの減少に関わるPCSK9、減少抑制に関わるAnnexin A2のmRNAレベルへの影響を検討した結果、EGCGによるLDL-R分解抑制効果が示唆された。これらの結果から、EGCGによる効果的なLDL受容体活性化機構の存在が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 茶カテキンのLDL受容体活性化機構2011

    • 著者名/発表者名
      長岡利, ら
    • 学会等名
      日本農芸化学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2011-03-27
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] DNAアレイによるエラグ酸の脂質代謝改善作用機構解析2009

    • 著者名/発表者名
      長岡利, ら
    • 学会等名
      日本栄養食糧学会中部支部会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-11-14
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://wwwl.gifu-u.ac.jp/~skinou/index.html

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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