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時間栄養学による脂質代謝異常の改善と摂食タイミングによる肝臓時計同調機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21658052
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食品科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

小田 裕昭  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (20204208)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード時間栄養学 / 脂質代謝 / 肝臓 / コレステロール / 概日リズム
研究概要

1.ラット初代培養肝細胞を用いて、肝細胞の概日リズム発振について検討した。
ラット初代培養細胞は、培養後も自律的な時計を維持していることが明らかとなった。また、細胞外マトリクスの影響を受け、再構成基底膜ゲルであるEHS-gel上で3次元培養することにより、概日時計は長く維持されることが分かった。食餌因子の中で、概日時計を制御する因子を探索する目的で、この3次元培養法を用いて、培地にアミノ酸を添加して、時計遺伝子に与える影響を検討した。そうしたところ、いくつかのアミノ酸に、時計遺伝子の発現を変動させる作用があることが分かった。
2.接触リズム崩壊モデルを用いて脂質代謝異常を検討した。
これまで摂食リズムを崩壊させることでコレステロール代謝に異常が生じることを明らかにしてきたが、そのメカニズムを検討する目的として、それぞれの遺伝子の転写レベルでリズムの異常が生じているか検討する目的で、主要な時計遺伝子の転写速度を測定した。転写速度の測定は、転写直後の未成熟mRNAの量を測定することにより間接的な方法によって測った。そうしたところ、摂食リズムを崩壊させた動物では、その時計遺伝子の転写レベルで異常が生じていることが分かった。
複数の時計遺伝子の中で、摂食リズムの影響を強く受ける遺伝子と、そうでない遺伝子があることが分かった。これらの、転写速度を測定すると、摂食リズムの影響を受けていないと考えられた遺伝子においても、影響を受けていることが分かった。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 肝細胞の時間栄養学とコレステロール代謝の制御2011

    • 著者名/発表者名
      小田裕昭
    • 雑誌名

      食品工業

      巻: 54 ページ: 54-58

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] コレステロールの日内変動は?2010

    • 著者名/発表者名
      小田裕昭
    • 雑誌名

      肥満と糖尿病

      巻: 9 ページ: 295-297

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] Regular feeding plays an important role in cholesterol homeo stasis through the liver circadian clock.2009

    • 著者名/発表者名
      Yamajuku, ら
    • 雑誌名

      Circulation Res. 105

      ページ: 545-548

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] アポリポタンパク質A-I遺伝子のDBPによる発現制御機構2010

    • 著者名/発表者名
      片岡裕太郎, ら
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会年会、第83回日本生化学会大会合同大会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫県)
    • 年月日
      2010-12-08
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] Liver clock and chrono-nutritional regulation of cholesterol metabolism2010

    • 著者名/発表者名
      Hiroaki Oda, ら
    • 学会等名
      日本農芸化学会2010年度大会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京)
    • 年月日
      2010-03-30
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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