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ミトコンドリアDNA障害による遅延性神経細胞死の発現機能

研究課題

研究課題/領域番号 21658107
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床獣医学
研究機関東京大学

研究代表者

小野 憲一郎  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50111480)

研究分担者 玉原 智史  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (80401181)
研究期間 (年度) 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード虚血 / 遅延性神経細胞死 / ミトコンドリアDNA / 活性酸素 / DNAポリメラーゼγ / 修復機構 / mtDNA D-loop / 酸化
研究概要

ラット海馬由来HV16-4細胞を虚血環境下(2%O2、10%CO2、88%N2)で培養すると、mtDNA D-loopに高頻度に変異の発現することが明らかとなった。すなわり、通常培養では84クローン中6クローン(7.1%)に一塩基置換が起こるのに対し、虚血培養では84クローン中41クローン(48.8%)に一塩基置換あるいは一塩基欠失の起こることが明らかとなった。また、mtDNA修復機構の鍵であるDNAポリメラーゼγの酸化度は、通常培養した場合に比較して有意に高く、活性酸素(ROS)トラップ剤であるDMPO添加すると有意に低下した。さらに、DMPO添加虚血条件下におけるmtDNA D-lopの変異は28.5%(24/84クローン)、変異総数は80.730bpで27bp(変異頻度:3.34bp/10,000bp)と、非添加の48.8%(41/84クローン)、変異総数75,348bpで48bp(6.37bp/10,000bp))に比較して有意に低下することが明らかとなった。したがって、HV16-4細胞は虚血条件下でROSによりmtDNA修復機構の鍵となるミトコンドリアDNAポリメラーゼγの酸化が生じており、mtDNA D-loopの変異の原因の一つはmtDNA修復能の低下であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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