研究課題/領域番号 |
21659015
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
紙谷 浩之 愛媛大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10204629)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 配列改変 / 染色体DNA / 遺伝子修復 |
研究概要 |
Tailed duplexesによる一塩基フレームシフト変異の修復: 研究代表者の以前の研究により、一塩基置換変異の修復(TGA配列のTCA配列への修復)においては、一本鎖DNAの3'-末端付近にオリゴヌクレオチドをアニールさせて作製した5'-tailed duplex、一本鎖DNAの5'-末端付近にオリゴヌクレオチドをアニールさせて作製した3'-tailed duplex、及び、一本鎖DNAの3種を比較した場合、5'-tailed duplex>3'-tailed duplex>一本鎖DNAの順に効率が高いことが明らかにされている。そこで、tailed duplexesの一塩基挿入変異や一塩基欠失変異の修復効率を培養細胞を用いて調べた。標的遺伝子は、一塩基フレームシフト変異を有するHyg-EGFP(ハイグロマイシン耐性遺伝子とEGFP遺伝子の融合遺伝子)遺伝子を用いた(TCGA、TA配列のTCA配列への修復)。その結果、tailed duplexesは挿入変異・欠失変異を修復できること、及び、tailed duplexesの方が一本鎖DNAよりも両変異の修復効率が高い傾向にあることを明らかとした。しかし、一塩基フレームシフト変異の修復効率は一塩基置換変異の修復効率の数十分の一であった。また、5'-tailed duplexと3'-tailed duplexの序列については、明らかではなかった。
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