研究課題
挑戦的萌芽研究
甲状腺ホルモンは甲状腺上皮細胞により構成される甲状腺濾胞で合成される。このホルモンの前駆体であるサイログロブリンが甲状腺の機能に及ぼす影響を調べるため,グラジエントカルチャーシステムを用いて甲状腺上皮細胞と血管内皮細胞とによる極性機能培養法を確立した。この培養法を用いて検討した結果,サイログロブリンは甲状腺ホルモン産生を亢進させるカテプシンKの濾胞への分泌を促進することが示され,ホルモン合成を直接調節していることが明らかとなった。
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