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遺伝子強制発現に対する哺乳動物細胞の防御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21659054
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関財団法人東京都医学研究機構

研究代表者

村岡 正敏  財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 主任研究員 (30260334)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2009年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード遺伝子導入 / 強制発現 / 細胞増殖 / 細胞死 / 増殖抑制 / 免疫沈降 / EGFP / 培養細胞
研究概要

GeneSwitch system (invitrogen)という発現誘導系のシステムをマウス筋芽細胞(C2C12)に導入し、stable cell lineを樹立したところ、そのシステムで発現させた3種類全ての遺伝子において発現誘導を強くするに従い、細胞増殖が遅くなる、あるいは細胞死が起きることを見いだした。このことから、遺伝子の強制発現において発現量が多くなることにより、細胞がなんらかの防御作用を発現することが考えられた。そこで、GeneSwitchとは異なる発現誘導系のRTRV system (BBRC, 234, 769-773, 1997)を用いて同様の遺伝子の強制発現と細胞増殖の関係を検討した。この場合、遺伝子の発現量による細胞増殖の変化はみとめられなかった。従って、この現象は、GeneSwitch system固有の問題であることが考えられた。
一方、RTRV systemを用いて、EGFPをC2C12細胞に導入しstable cell lineを樹立した。発現誘導をかける前のベーサルなEGFPの発現を指標に、sortingにより細胞を選別した場合、ベーサルな発現量が多い細胞は発現誘導をかける前の段階で、細胞死に至ることが多い傾向がみとめられた。ベーサルな発現量が少ない細胞に発現誘導をかけ、細胞死に至った細胞のベーサルなEGFP発現量と同等の発現をさせた場合、細胞死にいたる傾向はみとめられなかった。このことから外来の遺伝子が内在のゲノムのはいる位置によって、細胞死をおこすメカニズムが働くか否かが決定されることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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