研究課題/領域番号 |
21659068
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邉 すみ子 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60240735)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | がん / 樹状細胞 / iPS / 腫瘍抗原 |
研究概要 |
急性骨髄性白血病細胞から樹状細胞を誘導して、これにより効率良く既知、あるいは未知のがん抗原を提示する樹状細胞を作り、がん治療に利用しようという試みがある。本研究はiPS細胞を介する事により固形腫瘍から樹状細胞を誘導し、がん治療への応用の可能性を探る事を目的とする。また白血病細胞からも同様のやり方で誘導する事を試み、これまでの問題点とされている点を解決し新たながん治療法の確立をめざした。まずiPS細胞よりの樹状細胞への誘導プロトコールの確立を試み、マウス、ヒトiPSでいずれも樹状細胞への分化誘導が確実に行なえるようになった。この上で、がん細胞からのiPS樹立を試みた。正常組織からのiPS樹立にはすでに実績があったため、まずヒト網膜芽細胞腫の摘出献体よりiPSの樹立を試みた。遺伝子導入効率が低いため様々な方法で4因子の導入を試みたが樹立に至らなかった為、マウスの化学物質で誘導して樹立したがん細胞でモデル実験を行なうこととし、遺伝子導入効率が極めて高い事を確認し、4因子を導入したがiPSの樹立に至らなかった。さらに別の細胞株にて同様の試みを行なったが樹立にいたらず、がん細胞の初期化にはなんらかの原因で従来の4因子導入では行い得ない、という結論にいたった。
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