流行地の地理情報を考慮した統一的伝播モデルによるマラリアコントロールの革命

• 研究課題/領域番号: 21659106
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 寄生虫学(含衛生動物学)
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 砂原 俊彦 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (50264156)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,370千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
• キーワード: マラリア / 蚊 / 数理モデル / ベトナム / ラオス / バングラデシュ / ケニア / 東南アジア / アフリカ / GIS

研究概要

マラリア流行地において比較的少数の住民が高い感染率を維持し、彼らが流行地全体へのマラリア原虫の感染源になっていることは以前から指摘されており、このような高リスク集団に焦点を当てることによってマラリアコントロールの効率は劇的に改善すると期待されるが、そのためには高リスク集団を容易に特定する必要がある。本研究はこのためのモデルを開発し、各地のマラリア流行値における実際のデータによってその検証を試み、一定の成果を得た。

研究成果

• [雑誌論文] Glass. Malaria Prevalence (2011)
  • 著者名/発表者名: Ubydul Haque1, Toshihiko Sunahara, Masahiro Hashizume, Timothy Shields, Taro Yamamoto, Rashidul Haque1, Gregory E
  • 雑誌名: Risk Factors and Spatial Distribution in a Hilly Forest Area of Bangladesh PLoS ONE 巻: 6(4) 号: 4 ページ: e18908-e18908
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0018908
  • 査読あり
• [学会発表] 蚊の分布解析におけるベイズ統計の応用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦
  • 学会等名: 日本衛生動物学会第56回大会
  • 発表場所: 信州大学繊維学部(長野県上田市)
  • 年月日: 2012-03-31
• [学会発表] Anopheles dirus : breeding sites in Lao PDR and a role in zoonotic malaria (2012)
  • 著者名/発表者名: Toshihiko Sunahara
  • 学会等名: The 2nd International Symposium on Human and Monkey Malaria in Vietnam" Forest Malaria : from Monkey to Man"
  • 発表場所: Yasaka Hotel(Nha Trang, Vietnam)
  • 年月日: 2012-02-15
• [学会発表] Anopheles dirus : breeding sites in Lao PDR and a role in zoonotic malaria (2012)
  • 著者名/発表者名: Toshihiko Sunahara
  • 学会等名: The 2nd International Symposium on Human and Monkey Malaria in Vietnam "Forest Malaria : from Monkey to Man"
  • 発表場所: Yasaka Hotel (Nha Trang, Vietnam)(招待講演)
  • 年月日: 2012-02-15
• [学会発表] Locating Possible Breeding sites of Malaria Vectors using Potential and cost free Digital Elevation Models(DEMs): Implication for malaria control (2011)
  • 著者名/発表者名: Jephtha C Nmor, Toshihiko Sunahara, Kensuke Goto, Kyoko Futami, Gabriel Dida, George Sonye, Ulrike Fillinger and Noboru Minakawa
  • 学会等名: 第52回日本熱帯医学会大会第26回日本国際保健医療学会学術大会合同大会
  • 発表場所: 東京大学駒場キャンパス(東京)
  • 年月日: 2011-11-04
• [学会発表] Anopheles dirusの潜在的発生源を地形データから推定する (2011)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、東城文柄、小林繁男、T. Phongvongsa, S. Phrommala, B. Boupha, 門司和彦
  • 学会等名: 日本衛生動物学会第55回大会
  • 発表場所: 学術総合センター(東京)
  • 年月日: 2011-04-16
• [学会発表] Anopheles dirusの発生源を成虫の採集データから推定する (2011)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦
  • 学会等名: 日本衛生動物学会第55回大会
  • 発表場所: 学術総合センター(東京)
  • 年月日: 2011-04-16
• [学会発表] ラオス、サバンナケット県のマラリア流行地における主なハマダラカ属の蚊とその発生源について (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、東城文柄、小林繁男、Tienkham Pongvongsa, Souraxay Phrommala, Boungnong Boupha, 門司和彦
  • 学会等名: 第51回日本熱帯医学会大会
  • 発表場所: 仙台国際センター(仙台市)
  • 年月日: 2010-12-03
• [学会発表] Anopheles dirusの人家への飛来数を村の地図から予測する (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、Ho Dinh Trung, Le kahn Thuan, 中澤秀介、門司和彦、高木正洋、山本太郎
  • 学会等名: 第62回日本衛生動物学会
  • 発表場所: 鹿児島大学多島圏研究センター(鹿児島市)
  • 年月日: 2010-04-04
• [学会発表] 見えない水たまり:人家に飛来したマラリア媒介蚊の成虫の分布から幼虫の発生源の位置を推定する (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、山本太郎
  • 学会等名: 日本生態学会第57回大会
  • 発表場所: 東京大学本郷キャンパス(東京)
  • 年月日: 2010-03-15
• [学会発表] 見えない水たまり : 人家に飛来したマラリア媒介蚊の成虫の分布から幼虫の発生源の位置を推定する (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦・山本太郎
  • 学会等名: 日本生態学会第57回大会
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2010-03-15
• [学会発表] Anopheles dirusの人家への飛来数を村の地図から予測する (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、HO Dinh Trung, Le kahn Thuan, 中澤秀介、門司和彦、高木正洋、山本太郎
  • 学会等名: 第62回日本衛生動物学会
  • 発表場所: 鹿児島市、鹿児島大学多島圏研究センター
• [学会発表] ラオス、サバンナケット県のマラリア流行地における主なハマダラカ族の蚊とその発生源について (2010)
  • 著者名/発表者名: 砂原俊彦、東城文柄、小林繁男、Tienkhaim Pongvongsa, Souraxay Phrommala, Boungnong Boupha, 門司和彦
  • 学会等名: 第51回日本熱帯医学会大会
  • 発表場所: 仙台市、仙台国際センター