研究課題/領域番号 |
21659111
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
岩崎 俊雄 日本医科大学, 医学部, 講師 (40277497)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | mitoNEET / 鉄硫黄クラスター / 金属蛋白質 / 好熱菌 / レドックス / 構造機能生理 / 国際情報交流 / アメリカ / アメリカ:ドイツ |
研究概要 |
細菌型mitoNEETは[2Fe-2S]クラスターをもつ可溶性蛋白質であり、電子伝達、あるいは生体内レドックス・バランスと対応した新しい生体内システムと推察される。高度好熱菌Thermus thermophilusゲノム解析で見出した細菌型mitoNEETホモログ(TthNEET0026)につき、構造機能生理解析を連携して行い、平成22年度には以下の主要成果を得た。 1.T.thermophilus HB8のTthNEET0026欠損株を作成し、生育阻害が認められたため、好熱菌主要代謝系につき網羅的メタボローム解析を行い、野生株と比較機能解析した。本研究成果は、昨年度の構造解析結果と合わせ、今後論文として発表する。 2.Hisタグ付加したTthNEET0026の相同組換株を作成したが、欠損株と同様に生育阻害された。このため、酵素の両末端ではなく、内部配列にタグを組み込んだ変異株作成と表現型解析をすすめる予定である。 3.TthNEET0026の[2Fe-2S]クラスターの配位残基His52→Cys変異を導入することで、鉄硫黄クラスターの性質を変化させた変異酵素を作成、昨年度に続き詳細な分光解析を行った。今後、論文として発表する。 3.好熱菌よりも遺伝子操作しやすいシアノバクテリアのゲノム情報ベースに基づき、細菌型mitoNEETホモログを検討し、リコンビナント蛋白質を作成、新規mitoNEETホモログであることを世界ではじめて同定した。シアノバクテリアホモログは凝集しやすく、好熱菌ホモログよりも扱いにくいが、その相手蛋白質候補を見出したため、共発現・欠損株作成等を今後行い、新たな展開をはかる筋道をつけることができた。
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