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骨粗鬆症発症における免疫・炎症系の役割

研究課題

研究課題/領域番号 21659166
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関新潟大学

研究代表者

中村 和利  新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)

研究分担者 尾山 真理  新潟大学, 医歯学系, 助教 (00447608)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード骨粗鬆症 / 骨密度 / コホート研究 / 免疫 / 骨折 / 予防医学 / 炎症 / 骨代謝
研究概要

今年度は、村松研究における血中高感度C-reactive protein(CRP)と骨折発生のデータ整理・解析を行った。また横越研究の調査を完了した。村松研究集団の3分位別CRPレベルは、低レベル群で0.25mg/L未満、中レベル群で0.25-0.58mg/L、高レベル群で0.59mg/L以上であった。村松研究6年間の平均の追跡は5.5人一年であった。骨折発生は51件あり、骨折部位の内訳は、前腕19件、上腕8件、大腿骨7件(そのうち近位部6件)、下腿3件、脊椎14件、手3件、肋骨8件、尾骨1件、膝蓋骨1件、足3件であった。骨粗鬆症性骨折が疑われる四肢骨または脊椎骨折をアウトカムとした場合、骨折の調整後ハザードリスクは、CRP低レベル群と比較して、中レベル群で2.2(95%信頼区間1.0-4.8)、高レベル群で2。4(95%信頼区間1.1-5.2)と有意に上昇していた。血中炎症マーカーと骨折の関連性を明らかにすることができ、そのメカニズムを今後探索する必要がある。横越研究の最終医学検査は2010年秋に終了し、血中CRP濃度も測定した。集団(n=523)の平均値および標準偏差は0.08mg/L(標準偏差0.23)であった。また、血中CRPと腰椎および大腿骨頸部骨密度のピアソン相関係数は、それぞれ0.099(p=0.024)および0.017(p=0.700)であった。横越研究における炎症マーカーと骨密度については、さらに分析を行い、最終報告を行う。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] C-reactive protein predicts incident fracture in community-dwelling elderly Japanese women : the Muramatsu Study

    • 著者名/発表者名
      Nakamura K, et al.
    • 雑誌名

      Osteoporosis International

      巻: 印刷中

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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