研究課題/領域番号 |
21659196
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永井 良三 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60207975)
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研究分担者 |
眞鍋 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70359628)
岩田 洋 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00451807)
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研究期間 (年度) |
2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2009年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | マクロファージ / 動脈硬化 / 慢性炎症 / メタボリックシンドローム / 肥満 |
研究概要 |
動脈硬化の形成やプラークの不安定化にマクロファージが主要な役割を担うことはよく知られている。一般にマクロファージは、炎症を惹起して組織機能を障害すると考えられているが、最近マクロファージや単球にもサブクラスがあり、一部はむしろ炎症抑制・創傷治癒に機能する可能性が示唆されている。しかし、これらサブクラスの心血管代謝疾患における機能的な役割まだ明確ではない。一方、骨髄由来細胞が血管内皮細胞や平滑筋細胞様の形質を獲得することが多数報告されている。我々は、平滑筋細胞インディケーターマウスを作成し、骨髄由来細胞は平滑筋αアクチン(SMαA)など一部の平滑筋マーカーを発現するが、平滑筋細胞には分化せず、炎症に寄与することを初めて明らかとした。そこで、本研究計画では、単球・マクロファージのサブクラスと骨髄由来SMαA陽性細胞に着目することによって、従来のパラダイムを超えた単球・マクロファージの多彩な機能を明らかにすることを目的として検討を行った。その結果、骨髄由来平滑筋αアクチン陽性細胞が、炎症性単球由来であることを見いだした。これらの細胞は傷害の強い血管での炎症及び組織リモデリングに寄与すると考えられた。また、腎臓、脂肪、膵ラ氏島において、M1及びM2マクロファージが存在し、異なる機能を示すことを明らかとした。また、骨髄由来平滑筋αアクチン陽性細胞やマクロファージを特異的に除去できるマウスラインを確立した。
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