研究課題/領域番号 |
21659243
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
徳久 剛史 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20134364)
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研究分担者 |
有馬 雅史 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (00202763)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Bリンパ球 / ヘルパーT細胞 / 胚中心 / 転写因子 / アレルギー疾患 / Igクラススイッチ / IgE抗体 |
研究概要 |
PHF11は喘息感受性遺伝子の一つで、その遺伝子多型と高IgE血症や難治性喘息との相関が報告されている。そこでPHF11のIgE抗体産生における機能を解析する目的で、Bリンパ球でPHF11を過剰発現するトランスジェニック(Tg)マウスを作製し、In vitroでIgG1やIgEへのIgクラススイッチや抗体産生細胞への分化を解析した。その結果、IgE陽性B細胞数はTgマウスにおいて有意に増加していた。又、培養上清中のIgE抗体価はTgマウスにおいてともに増加を認めた。さらに、In vivoでTgマウスをNP-CGG-Alumで免疫して血中特異抗体価を測定したところ、Tgマウスで免疫後2週目以降のIgE抗体価が野生型マウスよりも著しく高値を示した。さらに、Tgマウスの活性化B細胞において、IgEへのクラススイッチ過程で発現誘導がみられるIgEスイッチ領域のmRNAの発現が亢進していた。すでに、PHF11がNFkBと結合するという研究成果とIgEスイッチ領域のmRNAの発現にNFkBが重要であるという研究成果から、このmRNAのプロモーター領域におけるPHF11の結合をChIP法で解析したところ、PHF11がNFkBと複合体を形成してプロモーター領域に結合していることを明らかにした。以上の結果より、PHF11はNFkBと複合体を形成することにより安定化してIgEスイッチ領域のプロモーター領域に結合して、そのmRNAの発現を持続させることにより、IgEへのスイッチを亢進することによりIgE抗体の産生を正の方向へ促進していることが示唆された。
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