• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

体内時計とアレルギー性疾患

研究課題

研究課題/領域番号 21659244
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関山梨大学

研究代表者

中尾 篤人  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (80317445)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2009年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードアレルギー・ぜんそく / 遺伝子 / 体内時計
研究概要

本年度(平成22年度)は、マスト細胞の脱顆粒反応において概日性のリズムが認められ、そのリズムがマスト細胞のもつ体内時計によって制御されているか否かについて以下の方法によってin vivoの実験系を用いて検討した。
1マスト細胞における"時計遺伝子"が欠如したマウスの作成
時計遺伝子群において中心的な役割を果しているPer2遺伝子の変異マウスが既に樹立されており、概日リズムの乱れが観察されている(Nature 400,169,1999)。このマウスは研究協力者である柴田重信博士(早稲田大学)から入手した。このマウス骨髄細胞(及びコントロールとして野生型マウス骨髄細胞)をIL-3/SCFの存在下で培養しBMMCを得たあと、マスト細胞欠損マウス(W/Wvマウス)に移入しPer2欠損マスト細胞をもつマウス(マスト細胞に"時計遺伝子"機能がないマウス)ならびに正常マスト細胞をW/Wvマウスに移入したコントロールマウスを樹立した。なおマスト細胞はマウス背部皮下に導入した。
2マスト細胞"時計遺伝子"欠如マウスへの急性皮膚過敏反応モデルの導入
これらのマウスに、TNP-IgE抗体をマウス背部皮下に注射し、その後、対応抗原であるDNP-BSAとエバンスブルー色素を静脈注射し、急性の皮膚即時型過敏反応(PCA反応)を惹起させた。このとき、ODNP-BSAをチャレンジする時間を、日中及び夜間など時間を変えて行い、チャレンジする時間による皮膚反応の強さの変化について観察した。本実験によって、PCA反応における概日リズムの存在と、この反応におけるマスト細胞に内在する体内時計の役割が明らかになる。現在までPCA反応に概日リズムがあることは確認し、現在更なる実験中である。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] The circadian clock gene Period2 regulates a time of day-dependent variation in cutanenous anaphylactic reaction.2011

    • 著者名/発表者名
      Nakamura Yuki
    • 雑誌名

      Journal of Allergy and Clinical Immunology

      巻: in press(in press)

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Period2遺伝子による即時型皮膚過敏反応の日内変動の調節2010

    • 著者名/発表者名
      中尾篤人
    • 学会等名
      第60回日本アレルギー学会秋季学術大会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム(東京)
    • 年月日
      2010-11-27
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] Period2遺伝子による即時型皮膚過敏反応の日内変動の調節2010

    • 著者名/発表者名
      中尾篤人
    • 学会等名
      第17回日本時間生物学会
    • 発表場所
      早稲田大学国際会議場・井深大記念ホール(東京)
    • 年月日
      2010-11-21
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.med.yamanashi.ac.jp/clinical_basic/para0imm/top1.htm

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi