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乳幼児食物アレルギーの診断と予防を可能にする臍帯血高感度診断デバイスの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21659245
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関徳島大学

研究代表者

木戸 博  徳島大学, 疾患酵素学研究センター, 教授 (50144978)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアレルギー / タンパクチップ / 食物アレルギー / 胎内感作 / IgE / IgA
研究概要

1.臍帯血のアレルゲン診断法の確立:これまで臍帯血中にIgEが検出されたとの報告はあるが、アレルゲンパターンを母体血と臍帯血で比較検討した例は無い。従来の測定法であるCAP-RAST法は検出感度が低く、大量の血液を必要とするため、数十種類のアレルゲンパターンを検査できないためである。本研究では、ダイヤモンドコーティング蛋白チップの基本技術開発を基盤にアレルゲン検出チップとして応用し、臍帯血のアレルゲンパターンを調査し、母体血とは全くアレルゲンパターの違い事、胎内でアレルギーが始まっている事、食物抗原がアレルゲンのなる頻度の高いことを明らかにした。
2.検出技術の改良:2.5Aのダイヤモンドの結晶格子にカルボキシル基を導入した蛋白チップをこれまでに開発し(関連特許3件申請:国際特許1件)、高密度集積抗原のハイスループットチップを実現してきた。検出アレルゲンを30抗原にすることができた。IgE以外に、IgG,IgG4,IgA,s-IgAについて、抗原特異的抗体の検出に成功した。測定感度においては、CAP-RAST法の測定限界をさらに下げることに成功した。抗原により違いがあるものの、CAP-RAST法の測定限界をさらに1/12-1/50にまで下げることに成功した。さらに、国際的に広く使用されているCAP-RAST法との相関において、十分な一致を見た。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] アレルゲン同定法の近未来展望2009

    • 著者名/発表者名
      木戸博
    • 雑誌名

      アレルギー臨床 29(12)

      ページ: 49-53

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 高感度アレルゲン診断蛋白チップを用いた各種抗原特異的抗体によるアレルギー診断法2010

    • 著者名/発表者名
      亀村典生
    • 学会等名
      第22回日本アレルギー学会春季臨床大会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2010-05-08
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 高感度DLCアレルギーチップの開発2009

    • 著者名/発表者名
      木戸博
    • 学会等名
      国際バイオEXPO
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-10-27
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [産業財産権] 乳幼児のアレルギー発症の予測・アレルギーの像悪、改善の判定法2009

    • 発明者名
      木戸博, 鈴木宏一
    • 権利者名
      徳島大学オリエンタル酵母工業(株式会社)
    • 産業財産権番号
      2009-250098
    • 出願年月日
      2009-10-30
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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