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人工ウイルスを用いた新規早期ガン診断システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21659321
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関九州大学

研究代表者

水元 一博  九州大学, 大学病院, 准教授 (90253418)

研究分担者 白羽根 健吾  九州大学, 大学病院, 助教 (10529803)
鬼丸 学  九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (80529876)
大内田 研宙  九州大学, 大学院・医学研究院, 客員助教 (20452708)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2010年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2009年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード膵癌 / 人工ウイルス / 早期診断
研究概要

本研究の目的は、微量癌細胞を検出するため、独自に開発したナノ構造体である人工ウイルスを用いて癌細胞特異的な人工マーカーを血中/尿中に放出させて検出及び定量することによる早期診断を開発することである。本年度は以下の研究を行った。(1)人工マーカーの作製および安定性の評価:昨年までの研究において、人には存在しない配列を有する人工マーカーの候補として作成した3つのオリゴマーカー(M1、M2、M3)を作成し、化学修復により人由来血中における安定性をあげることを試みたが、安定性を得られなかったため、現在、人由来血中にて安定なマーカーを作成中である。(2)癌特異的人工ウイルスの改変:昨年までの研究において、独自に開発した人工ウイルスの疎水性の内孔に膵癌治療薬であるゲムシタビン(GEM)内包させ、表面に癌腫特異的表面マーカーであるMUC1、c-Met、EGFR等を標的とするアンテナ分子をアミド結合を介して付加した人工ウイルスを作成することに成功した。これらの人工ウイルスが癌細胞のみに特異的に取り込まれることは確認されたものの、この人工ウイルスは、取り込まれた細胞内で崩壊する機能が不十分であったため、ユビキチン化による人工ウイルスの崩壊の誘導を試みた。また、作成した癌特異的人工ウイルスにGEM同様に人工マーカーの代替として蛍光色素を内包させ、癌細胞特異的にキャリアーが侵入、崩壊することを蛍光顕微鏡にて観察し、また、客観的な評価として蛍光量の定量化に成功した。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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