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人工ウイルスを用いた早期膵腫瘍低侵襲膵管内治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21659322
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関九州大学

研究代表者

永井 英司  九州大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (30264021)

研究分担者 宮坂 義浩  九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (40507795)
大内田 研宙  九州大学, 大学院・医学研究院, 客員助教 (20452708)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2009年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード膵癌 / 人工ウイルス
研究概要

最近の診断技術の進歩に伴い膵癌の早期腫瘍病変、前癌病変が同定されるようになったが、膵腫瘍に対する低侵襲治療はいまだ確立されていない。本研究の目的は、経内視鏡的に膵管内へ新規ドラッグデリバリーシステムである人工ウイルスを投与し早期膵腫瘍病変を特異的に標的とする低浸襲膵管内治療法を開発することである。本年度は1.-2.について研究を行った。1.細胞選択性をもつ新規人工ウイルスの作成:昨年までの研究において膵早期腫瘍性病変特異的分子として同定された表面蛋白S100P、MUC5ACを標的としたアンテナ分子を付加した人工ウイルスを作成し、この人工ウイルスの細胞選択性について検証した。その結果、期待通りS100PまたはMUC5ACを発現している細胞に選択的に集積することが確認された。2.新規人工ウイルスのin vitroにおける治療効果の検証:上記人工ウイルスにGEMを内包させた新規人工ウイルスを作成し、in vitroにおける新規人工ウイルスの治療効果を検証するために、新規に作成した人工ウイルスを培養正常細胞および癌細胞に添加して、癌細胞特異的にキャリアーが侵入、崩壊し、治療効果が現れることをin vitroにて検証した。その結果、正常細胞に影響を与えることなく癌細胞のみを特異的に障害することが確認された。本研究の成果により、新規に作成した人工ウイルスにより、膵管内に存在する膵癌細胞を特異的に認識し、選択的に薬剤を送り込むシステムの構築が可能であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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