研究課題/領域番号 |
21659340
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 独立行政法人国立がん研究センター (2010) 大阪大学 (2009) |
研究代表者 |
沖田 典子 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (10533797)
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研究分担者 |
木下 学 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40448064)
橋本 直哉 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (90315945)
畑澤 順 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70198745)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | PET / MRI / 分子イメージング / 脳腫瘍 / iPS / 電気生理学的検証 |
研究概要 |
本年度は前年度に引き続きPET-MRIによる同軸撮影を進めた。 前年度のin vitroならびに動物実験によるデータをもとに、本年度も動物実験ならびに臨床データをもとに解析研究を進めた。 11C-methionineならびに18F-FDGをトレーサーとして用いたPET画像をMRIによる解剖画像と同軸融合し、これらのデータセットを用いたvoxel-wise analysisを行った。これは複数のデータを一元的に解析する方法であり、これを用いることにより腫瘍細胞や追跡細胞の検出能力の向上を目指すものである。18F-FDGをレファレンスにして、11C-methionineの予測値からの解離度を算出しこれを非同期指数として評価した。その結果、非同期指数は18F-FDGならびに11C-methionine単独による評価に比べて、有意に腫瘍細胞や移植細胞の検出感度上昇を確認することができた。 また、上記手法を用いることで、正常組織でトレーサーが異常集積を示す、いわゆるpseudopositive所見を極力抑制することができた。これらは、PETをMRIにregistrationし、同軸撮影、同軸解析を行うことで初めて可能となる技術である。 本研究で目標とした移植細胞などの少数の細胞集団を経時的に観察する上でPET-MRI同軸撮影、解析はきわめて有用な手段であることを示すことができた。
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