研究課題/領域番号 |
21659478
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
小林 泰浩 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (20264252)
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研究分担者 |
中道 裕子 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 助教 (20350829)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / 大理石骨病マウス / Wnt5a / Wnt / アルカリホスファターゼ |
研究概要 |
破骨細胞が分泌するWntが骨芽細胞の分化と骨形成を正に調節するという仮説を実証するため、以下の実験を実施した。RT-PCRの結果より、破骨細胞はWnt5aを強く発現することを明らかにしている。生体内において、破骨細胞はWnt5aを発現するか免疫組織化学的手法を用いて検討した。その結果、破骨細胞はWnt5aを強く発現していた。破骨細胞が発現するWnt5aの役割を調べる目的で、Wnt5a遺伝子欠損マウス(Wnt5aKO)より調整した破骨細胞を象牙片上で培養した。野生型マウス由来の破骨細胞は、吸収窩を形成したが、Wnt5aKO由来破骨細胞では吸収窩形成が著しく低下した。つまり、破骨細胞は自らWnt5aを分泌し、吸収機能を調節することを意味する。破骨細胞が分泌するWnt5aが骨形成を調節するか明らかにするために、今後は骨細胞でWnt5aを欠損したマウスの解析が必要である。 大理石骨病マウスには、破骨細胞が全く形成されないc-fos欠損マウスやRANKL欠損マウスと破骨細胞の骨吸収機能の障害されたc-Src欠損マウスがある。c-fos欠損マウスは、PTHによる骨量増加作用に障害があることが示された(JBMR,24;1586-97,2009)。このことは、c-fos自身が骨形成に重要な役割を果たす可能性を示唆しており、破骨細胞が形成されない大理石骨病マウスとしては、RANKL欠損マウスが適していると考えられる。現在、RANKL欠損マウスとc-Src欠損マウスの骨を採取し、骨形成が低下しているか解析中である。
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