研究課題
若手研究(A)
対人的相互作用において用いられるシグナルの重要性について罪・自己罰、対人的賞賛、関係へのコミットメントについて検討した。謝罪・自己罰についての研究では、謝罪及び自己罰というシグナルの正直さがコストによって保証されていることを一連の実験により示した。対人的賞賛に関する研究では、他者から賞賛を受け取った人々はそれに経済的資源を用いて返報しようとすることを示した。関係へのコミットメントに関する研究では、我々がパートナーから向けられる注意をシグナルとして用い、相手に対する親密さを調整していることを一連の実験により示した。これらのテーマの研究は、一貫して、対人関係を維持する際に我々が実質的な資源よりも社会的な資源(シグナルの交換)に依存していることを示した。それが良好な関係の維持に本質的に重要であることを示し、絆の形成・維持という現代的な課題に対して一定の回答を与えた。
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