研究課題
若手研究(A)
ナノキャリアの腫瘍への移行はEPR効果(enhanced permeability and retention effect)によることが知られている。しかし、EPR効果を利用したナノキャリアによる抗がん剤デリバリーには限界があり、腫瘍への到達率を向上しうる優れた戦略の構築が求められている。本検討から、抗がん剤の低用量繰り返し投与が腫瘍内の微小環境に影響を与え、腫瘍内の血流を改善し、また腫瘍実質内の細胞間隙を拡大することで、ナノキャリアに対するEPR効果を亢進させ、結果としてナノキャリアの腫瘍移行性と腫瘍内拡散性を改善することを明らかにすることができた。本成果は、抗がん剤デリバリーの限界を打破する戦略を構築する上で有用な情報である。
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http://www.tokushima-u.ac.jp/ph/faculty/labo/ykz/