研究課題
若手研究(A)
我々は2007年に肺がんの新規原因遺伝子EML4-ALKを発見したが、本遺伝子はinv(2)(p21p23)と言う染色体転座の結果EML4遺伝子とALK遺伝子とが融合したものである。ALKは本来受容体型チロシンキナーゼをコードするが、染色体転座によってその酵素活性領域が微小管会合タンパクEML4のアミノ末端側と融合したタンパクが産生され、恒常的に活性化されたチロシンキナーゼとして肺がんを導く。既にEML4-ALK陽性肺がんに対するALK酵素活性阻害剤の臨床試験が始まっており、その著明な臨床効果が報告された。今後のALK阻害剤の普及に際し、EML4-ALK陽性肺がんを正確かつ感度良く検出する診断技術の開発が重要になる。本研究計画においてはEML4-ALKcDNAの融合点を検出するマルチプレックスRT-PCR法が優れたEML4-ALK陽性肺がんの分子診断法となる事を確認した。
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