研究課題
若手研究(B)
量子化学における最も基本的な問題の一つとして原子や分子の電子構造計算がある。縮約密度行列法によるアプローチとはこの難解な問題を凸計画問題である半正定値計画問題として近似するものであり、理論的にも数値的にも魅力的である。しかし、その計算時間が通常の方法とは桁違いに遅いため、余り大きな問題には適用できない問題点があった。我々はここで登場する半正定値計画問題を並列主双対内点法を用いて高精度に解くことに成功した。特に現時点においても今まで解かれた半正定値計画問題のなかでは一番大きなクラスのものである。
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Lecture Notes Series, Institute for Mathematical Sciences, National University of Singapore
巻: (掲載確定)