研究概要 |
本課題研究は,複素数ならびに超複素数の一つであるクォータニオンを導入した連想記憶システムについて,それを実工学応用に供するための理論整備を行うことを目的としている.本課題研究では,次の2点について研究を展開した. (1)カラー画像に代表される3次元データを記銘・想起することができる連想記憶システムを提案し,そのシステムの特性や性能の評価を行うとともに,データ記銘方法についても検討を行った. (2)より高精度に記憶想起を行うことができる連想記憶システムであるシナジェティックコンピュータについて,これを複素数値化し,画像想起問題を通してその性能を精査した.
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