配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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研究概要 |
本研究は,乳児を対象に近赤外分光法(NIRS)を用い, 1)母親顔認知における脳活動, 2)表情認知における脳活動について検討した. 1)生後7-8ヶ月児に母親顔と未知の女性顔を提示したところ,未知顔では右側頭部でのみ,一方で母親顔では左右両側頭部で脳活動の増加が認められた.生後7-8ヶ月になると,母親顔に対する特殊な脳活動が出現する可能性を示唆した. 2)笑顔と怒り顔を提示中の生後6-7ヶ月児の脳反応を計測した結果,笑顔では左側頭部,怒り顔では右側頭部で活動が増加した.乳児は各表情から生物学的な意味を読み取り,異なる脳の部位で表情を処理していることが示唆された.
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