経時離散データにおける線形な変化係数の推測に関する研究

• 研究課題/領域番号: 21700306
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 統計科学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 佐藤 健一 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (30284219)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 多変量解析 / 統計 / 回帰 / 変化係数 / 離散データ / 経時測定データ / 成長曲線モデル / ロジスティック回帰 / 一般化線形モデル / 一般化推定方程式 / 信頼区間

研究概要

回帰モデルにおいて,変化係数の推定値は固定された時間ごとに近傍データを用いて回帰をすることで容易に得られる.本研究ではSatoh and Yanagihara(2011)で提案された連続分布の経時測定データにおける線形な変化係数に関する推測方法を,成長曲線モデルおよび変量効果モデルとの関連を述べながら,一般化推定方程式を利用し離散分布に適用することを試みた.この手法の利点のひとつとして汎用的なソフトウェアを利用して計算できることが挙げられる.

研究成果

• [雑誌論文] 変化係数を用いたがん死亡危険度の年次変動要因の推測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 中山晃志, 片野田耕太, 祖父江友孝, 大瀧慈
  • 雑誌名: 統計数理 in press
  • NAID: 120006020394
  • 査読あり
• [雑誌論文] A nonparametric mixed-effects model for cancer mortality (2011)
  • 著者名/発表者名: T.Tonda, K.Satoh, T.Nakayama, K.Katanoda, T.Sobue, M.Ohtaki
  • 雑誌名: Australian & New Zealand Journal of Statistics in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] Estimation of varying coefficients for a growth curve model (2011)
  • 著者名/発表者名: K.Satoh, H.Yanagihara
  • 雑誌名: American Journal of Mathematical and Management Sciences in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] A nonparametric mixed-effects model for cancer mortality (2011)
  • 著者名/発表者名: T.Tonda, K.Satoh, T.Nakayama, K.Katanoda, T.Sobue, M.Ohtaki
  • 雑誌名: Australian & New Zealand Journal of Statistics 巻: (印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 空間データに対する交互作用モデルを用いた変化係数曲面の推測について (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 柳原宏和
  • 雑誌名: 応用統計学 39-2&3 ページ: 59-70
  • NAID: 10027618108
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広島原爆被爆者コホートにおける被爆時所在地に基づく死亡危険度地図作成の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 大谷敬子, 佐藤裕哉, 丸山博文, 川上秀史, 星正治, 大瀧慈
  • 雑誌名: 長崎医学会誌 85 ページ: 185-188
  • 査読あり
• [雑誌論文] 原爆被爆者は何を伝えたいのか一原爆被爆者の体験記・メッセージの計量解析を通して一 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川野徳幸, 佐藤健一, 大瀧慈
  • 雑誌名: 長崎医学会誌 85 ページ: 208-213
  • 査読あり
• [雑誌論文] Arobust estimation method for a growth curve model with balanced design (2010)
  • 著者名/発表者名: K.Satoh, H.Yanagihara, K.Kamo
  • 雑誌名: Journal of Statistics: Advances in Theory and Applications 3-2 ページ: 113-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] 原爆被爆者の不安度における被爆状況依存性について朝日新聞社アンケート調査に基づく解析一 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川野徳幸, 大谷敬子, 佐藤健一, 冨田哲治,大瀧慈
  • 雑誌名: 広島医学 63(4) ページ: 270-274
  • 査読あり
• [雑誌論文] Arobust method for estimating gene expression states using Affymetrix microarray probe level data (2010)
  • 著者名/発表者名: M.Ohtaki,K.Otani,K.Hiyama,N. Kamei, K.Satoh, E.Hiyama
  • 雑誌名: BMC Bioinformatics 11 ページ: 183-183
  • 査読あり
• [雑誌論文] An Unbiased Cp Criterion for Multivariate Ridge Regression (2010)
  • 著者名/発表者名: H.Yanagihara, K.Satoh
  • 雑誌名: Journal of Multivariate Analysis 101 ページ: 1226-1238
  • 査読あり
• [雑誌論文] Aldosterone synthase (CYPIIB2) C-344T polymorphism affects the association of age-related changes of the serum C-reactive protein (2010)
  • 著者名/発表者名: K.Oki,K.Yamane, K.Satoh, S.Nakanishi, H.Yamamoto, N.Kohno
  • 雑誌名: Hypertension Research online publication
  • 査読あり
• [雑誌論文] 空間データに対する交互作用モデルを用いた変化係数曲面の推測について (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 柳原宏和
  • 雑誌名: 応用統計学 巻: 39 ページ: 59-70
  • NAID: 10027618108
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広島原爆被爆者コホートにおける被爆時所在地に基づく死亡危険度地図作成の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 大谷敬子, 佐藤裕哉, 丸山博文, 川上秀史, 星正治, 大瀧慈
  • 雑誌名: 長崎医学会誌 巻: 85 ページ: 185-188
  • 査読あり
• [雑誌論文] 低線量率放射線長期照射マウスの染色体異常頻度と線量・線量率効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中公夫, 香田淳, 佐藤健一
  • 雑誌名: 放射線生物研究 44 ページ: 312-329
  • NAID: 40016838875
  • 査読あり
• [雑誌論文] 多変量一般化リッジ回帰におけるリッジパラ メータ最適化のためのバイアス補正Cp 規準 (2009)
  • 著者名/発表者名: 柳原宏和, 永井勇, 佐藤健一
  • 雑誌名: 応用統計学 38 ページ: 151-172
  • 査読あり
• [雑誌論文] Attenuation-Based Tube Current Control in Coronary Artery Calciuc Scoring on Prospective ECG-triggerec 64-Detector CT (2009)
  • 著者名/発表者名: J.Horiguchi,N.Matsuura, H.Yamamoto, T.Kitagawa, K.Satoh, Y.Kihara, K. Ito
  • 雑誌名: Academic Radiology 16 ページ: 1231-1240
  • 査読あり
• [雑誌論文] 離散T布の経時測定データにおける線形な袈化係数の推測について (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 雑誌名: 応用統計学 1-38 ページ: 19-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] 遺伝子発現状態'On/Off'TI説に基づいたマイクロアレイデータ角析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大瀧慈,大谷敬子, 檜山桂子, 佐藤健一, 檜山英三
  • 雑誌名: 統計学会誌 38 ページ: 237-250
  • 査読あり
• [雑誌論文] Dose-Rate Effectiveness fog Unstable-Type Chromosome Aberration: Detected in Mice after Continuous Irradiation with Low-Dose-RatE y-rays (2009)
  • 著者名/発表者名: K.Tanaka, A.Kohda, K.Satoh, T. Toyokawa K.Ichinohe, Y.Oghiso
  • 雑誌名: Radiation Research 171 ページ: 290-301
  • 査読あり
• [雑誌論文] 離散分布の経時測定データにおける線形な変化係数の推測について (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一、柳原宏和、加茂憲一
  • 雑誌名: 応用統計学,38-1,2009 38巻 ページ: 19-28
  • NAID: 10024749032
  • 査読あり
• [学会発表] 交互作用モデルに基づく年齢・時代・コホート効果の検証 (2011)
  • 著者名/発表者名: 加茂憲一, 冨田哲治, 佐藤健一
  • 学会等名: 第21回日本疫学会学術総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-21
• [学会発表] 位置情報を利用した生存時間解析に基づくリスク地図の作成法 (2011)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 大谷敬子, 大瀧慈
  • 学会等名: 第21回日本疫学会学術総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2011-01-21
• [学会発表] Estimation of effect of length of having Atomic bomb survivor' s heath handbook on mortality (2011)
  • 著者名/発表者名: K.Otani, M.Ohtaki, K.Satoh
  • 学会等名: The 16th Hiroshima International symposium -Hiroshima Black Rain and other radiation studies一
  • 発表場所: Hiroshima
  • 年月日: 2011-01-12
• [学会発表] Visualized geographical distribution of mortality in cohort study of Hiroshima atomic bomb survivors (2011)
  • 著者名/発表者名: T.Tonda, K.Satoh, K.Otani, Y.Sato, H.Maruyama, H.Kawakami, S.Tashiro, M.Hoshi, M.Ohtaki
  • 学会等名: 16th Hiroshima International Symposium -Hiroshima Black Rain and other radiation studies一
  • 発表場所: Hiroshima
  • 年月日: 2011-01-12
• [学会発表] 原爆被爆者の健康不安に関する解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大谷敬子, 大瀧慈, 佐藤健一, 川野徳幸
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第53回大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2010-10-20
• [学会発表] 離散分布の経時測定データにおける線形な変化係数の推測について (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 早稲田大学,東京都(招待講演)
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] 多項aジソトモデルにおけるAICのバイアス補正 (2010)
  • 著者名/発表者名: 加茂憲一, 柳原宏和, 佐藤健一
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-05
• [学会発表] 交互作用モデルを用いた変化係数曲面の推測について (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 柳原宏和
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-05
• [学会発表] 離散分布の経時測定データにおける線形な変化係数の推測について[応用統計学会賞受賞者講演] (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-05
• [学会発表] 広島原爆被爆者コホートにおける被爆時所在地に基づく死亡危険度地図作成の試み (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 大谷敬子, 佐藤裕哉, 丸山博文, 川上秀史, 星正治, 大瀧慈
  • 学会等名: 第51回原子爆弾後障害研究会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2010-06-06
• [学会発表] 原爆被爆者は何を伝えたいのか一原爆被爆者の体験記・メッセージの計量解析を通して一 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川野徳幸, 佐藤健一, 大瀧慈
  • 学会等名: 第51回原子爆弾後障害研究会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2010-06-06
• [学会発表] 位置情報を用いた比例ハザードモデルの推定について (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 柳原宏和, 大谷敬子, 大瀧慈
  • 学会等名: 2010年度日本計量生物学会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-05-21
• [学会発表] マイクロアレイデータ解析の最近の動向について (2010)
  • 著者名/発表者名: 大谷敬子, 大瀧慈檜山英三, 檜山桂子, 佐藤健一
  • 学会等名: 2010年度日本計量生物学会年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-05-21
• [学会発表] 交互作用モデルを用いた変化係数曲面の推測について (2010)
  • 著者名/発表者名: 冨田哲治, 佐藤健一, 柳原宏和
  • 学会等名: 2009年度科学研究費シンポジウム「空間データの解析,理論と応用」
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2010-03-11
• [学会発表] 一般化多変量分散分析モデルにおける一般化リッジ推定量とリッジパラメータ選択のための情報量規準 (2009)
  • 著者名/発表者名: 永井勇, 柳原宏和, 佐藤健一
  • 学会等名: 科研費シンポジウム「高次元データの統計学理論・方法論・関連分野への応用一」
  • 発表場所: 筑波
  • 年月日: 2009-12-14
• [学会発表] 経時的に観測されたデータに対する回帰分析の紹介～最終時点のみの解析から途中経過も含めた解析へ (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一、柳原宏和、加茂憲一
  • 学会等名: 科研費シンポジウム「統計科学における数理的手法の理論と応用」
  • 発表場所: カレッジプラザ(秋田市)
  • 年月日: 2009-12-12
• [学会発表] 経時的に観測されたデータに対する回帰分析の紹介～最終時点のみの解析から途中経過も含めた解析へ (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 学会等名: 科研費シンポジウム「統計科学における数理的手法の理論と応用」
  • 発表場所: 秋田
  • 年月日: 2009-12-11
• [学会発表] 低線量率ガンマ線長期照射マウスの脾細胞にみられる二動原体染色体異常頻度の線量・線量率効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中公夫, 香田淳, 佐藤健一, 豊川拓応, 一戸一晃, 小木曽洋一
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第52回大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2009-11-11
• [学会発表] バランス型の成長曲線モデルにおけるロバストな推定方法の提案 (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 学会等名: 2009年度統計関連学会連合大会,京都,2009.
  • 発表場所: 同志社大学(京都)
  • 年月日: 2009-09-07
• [学会発表] バランス型の成長曲線モデルにおけるロバストな推定方法の提案 (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐藤健一, 柳原宏和, 加茂憲一
  • 学会等名: 2009年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-09-06
• [学会発表] 多変量一般化リソジ回帰におけるリソジパラ メータ最適化法の比較 (2009)
  • 著者名/発表者名: 永井勇, 柳原宏和, 佐藤健一
  • 学会等名: 2009年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-09-06
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://home.hiroshima-u.ac.jp/ksatoh/
• [備考]
  • URL: http://home.hiroshima-u.ae.jp/ksatoh/cv.htm
• [備考]
  • URL: http://home.hiroshima-u.ac.jp/ksatoh/download.htm