研究課題/領域番号 |
21700417
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
佐竹 伸一郎 生理学研究所, 生体情報研究系, 助教 (30360340)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ラット / 小脳 / 分子層介在ニューロン / 顆粒細胞 / ペアパルス増強 / シナプス前性制御 / スライスパッチクランプ法 / 介在ニューロン / 興奮性シナプス後電流 / 減衰時定数 / Gタンパク質共役型受容体 / シナプス前抑制 / 拡散 / グルタミン酸輸送体 |
研究概要 |
ラット小脳顆粒細胞(上向性線維)の2回連続刺激(ペアパルス刺激)に伴い、分子層介在ニューロンから記録される興奮性シナプス後電流(EPSC)の2回目EPSCの振幅値と減衰時定数(τ)が一過性(30-100ミリ秒)に増大する現象を発見した(ペアパルス増強:paired-pulse facilitation,PPF)。キネティクス解析、シミュレーション解析ならびに薬理学的検討を行い、(1)振幅PPFはシナプス小胞の放出確率と放出多重性が増大したこと、(2)減衰時間PPFは放出多重性増大に伴い大量に放出された伝達物質グルタミン酸がシナプス外領域に拡散・蓄積したことにより引き起こされたことを示唆する結果を得た。
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