研究概要 |
本研究では神経線維の描出を明瞭化することを目的とし,拡散テンソル画像法(DTI)のパルスシーケンスにおける撮像パラメータ選択について検討を行い,上記撮像で一般的な撮像パラメータのb値を一定とした場合,パラメータの1つであるq値を小さくすることがDTIにより得られる拡散異方性を強調するのに適していることをシミュレーションおよびキャピラリプレートを用いたファントム実験より確認した.また,上記研究により作成したシミュレーションシステムを応用し,b値,q値共に大きく設定することが拡散強調機能的MRI(DW-fMRI)の精度向上に有効であることを確認した.さらに,線維交叉部における誤追跡,未追跡に対応した線維追跡手法として曲率偏差最小化探索法を開発した.
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