• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

リコンフィギュラブル微小流路によるモバイル細胞・細胞塊長期培養システム

研究課題

研究課題/領域番号 21700471
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京電機大学

研究代表者

二井 信行  東京電機大学, フロンティア共同研究センター, 助教 (10508378)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードシステムオンチップ / 生物・生体工学 / マイクロナノデバイス / 細胞・組織 / バイオリアクター
研究概要

平成22年度は,小型のリコンフィギュラブル微小流路とその制御系(平成21年度に作成)を用いて以下の実験を行い,当該流路の有用性を検証した.
1 バルブ・ポンプ性能の検証
製作した流路により,完全に液を遮断でき,さらに蠕動ポンプと同様の原理で送流が可能であるかどうかを検証した.その結果,ピンの変位による微小流体の遮断(バルブ)は,流れの漏れは起こさない程度に可能であることがわかった.また,色素で標識した高粘度のハイドロゲルを蠕動運動により送流(ポンプ)する方式で流れを評価した結果,流路の壁面の変位が忠実に流れに変換されていることが確認された.
2 細胞懸濁液の濃縮実験
薄い懸濁液でも,ウェルやシリンジを使わずに流路内に導入できることを示した.当初は,懸濁液を流路の片側の蠕動運動で急速に吸入し,もう片側にノズル・ディフューザ構造をつくることで流れを減衰させることを検討したが,特にノズル・ディフューザーザ構造をつくらずとも,流路の幅の変化(流体抵抗の変化)とその変化速度の調節だけでローカルな流速が変化し,細胞の沈降を促進したり抑止することが可能であった.
3 細胞の培養・継代実験
本デバイスを細胞に培養するにあたって,培地が流路壁面の間隙を伝わって外部に漏れ出るルートを閉塞しないと,細胞培養に必要な浸透圧が得られないことが判明した.閉塞の方法については,現在,検討を終え予備実験中であるが,今後の課題である.

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 流路壁面の離散化による微小流路の動的再構成2011

    • 著者名/発表者名
      二井信行
    • 雑誌名

      化学とマイクロ・ナノシステム

      巻: 10 ページ: 24-25

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 流路壁面の離散化による微小流路の動的再構成2010

    • 著者名/発表者名
      二井信行
    • 学会等名
      第22回化学とマイクロナノ研究会(22^<nd> CHEMINAS)
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2010-11-17
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.frontier.dendai.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [産業財産権] マイクロ流体チップ及びそれを用いたマイクロ流体システム2011

    • 発明者名
      二井信行
    • 権利者名
      (学)東京電機大学
    • 産業財産権番号
      2011-058299
    • 出願年月日
      2011-03-16
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi