研究課題/領域番号 |
21700485
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中村 美穂 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (40401385)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | バイオマテリアル / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 表面科学特性 / ぬれ性 / バイオセラミックス / 細胞接着 / 細胞遊走 / 細胞分化 / 表面解析 / 細胞増殖 |
研究概要 |
本研究では、リン酸カルシウム系医用材料上における骨芽細胞・破骨細胞挙動を明らかにし、材料の表面科学特性が両細胞に与える影響について検討することを目的とした。材料表面科学特性評価より、分極処理によって表面に正電荷または負電荷を誘起した表面では、結晶性、粗さ、元素組成に変化が見られなかったが、ぬれ性が向上したことが確認された。骨芽細胞挙動評価では、骨芽細胞の接着・遊走等の細胞初期挙動では分極表面で促進効果が見られ、ぬれ性向上と関与していると考えられた。破骨細胞挙動評価では、破骨細胞評価法が確立され、材料種によって吸収効率が異なり、表面科学特性のみならず溶解性等の材料性質も関与していることが確認された。これらの得られた知見より細胞挙動を制御する新たなマテリアルデザインの可能性が期待される。
|