メンタルトレーニングの効果に関する量的・質的データの検討

• 研究課題/領域番号: 21700647
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
• 研究代表者: 平木 貴子 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, マルチサポート事業, 契約職員 (00392704)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: メンタルトレーニング / 心理的スキル / 実践研究 / 質的データ

研究概要

本研究では,心理サポート中の心理的変化を心理尺度(心理的競技能力診断検査: DIPCA)とサポート記録(選手との会話の詳細)を用いて検討した.また,心理的スキルに対する主観的重要度(SI)に注目し, DIPCA得点の変化がどのような背景によってなされるのかについて検討した.介入の結果, DIPCA得点やSIの評価に変化がみられ,競技場面における自身の受け止め方にも変容がみられた.アスリートにとって心理専門家との関わりは,単に心理的スキルの向上だけでなく,自己評価を行う際の判断基準や心理的スキルに対する価値観などにも影響を与えていることが明らかとなった.

研究成果

• [学会発表] The change of personal meaning and value shown by the score of psychological tests at continuative psychological support (2011)
  • 著者名/発表者名: Takako Hiraki
  • 学会等名: The 13th European Congress of Sport Psychology
  • 発表場所: Portugal
  • 年月日: 2011-07-15
• [学会発表] JISSにおける心理サポート-心理サポートを支える心理専門家の連携-(シンポジウムII :トップアスリートにおけるメンタルトレーニング-ロンドンを目指して-) (2011)
  • 著者名/発表者名: 平木貴子
  • 学会等名: 第24回九州スポーツ心理学会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2011-03-06
• [学会発表] JISSにおける心理サポート-心理サポートを支える心理専門家の連携- (2011)
  • 著者名/発表者名: 平木貴子
  • 学会等名: 第24回九州スポーツ心理学会シンポジウムII:トップアスリートにおけるメンタルトレーニング-ロンドンを目指して-
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2011-03-06
• [学会発表] JISSにおける心理サポート(自主企画ワークショップ「スポーツの心理を追究する-応用心理学としてのスポーツ心理学-」) (2010)
  • 著者名/発表者名: 平木貴子
  • 学会等名: 日本応用心理学会77回大会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2010-09-11
• [学会発表] JISSにおける心理サポート (2010)
  • 著者名/発表者名: 平木貴子
  • 学会等名: 日本応用心理学会77回大会自主企画ワークショップ「スポーツの心理を追究する-応用心理学としてのスポーツ心理学-」
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2010-09-11
• [図書] よくわかるスポーツ心理学(VII.競技心理「2ピーク・パフォーマンスの心理的世界」, VIII.メンタルトレーニング「メンタルトレーニング(3)認知行動技法」) (2012)
  • 著者名/発表者名: 中込四郎・山本裕二・伊藤豊彦
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] よくわかるスポーツ心理学(VII.競技心理「2ピーク・パフォーマンスの心理的世界」.VIII.メンタルトレーニング「メンタルトレーニング(3)認知行動技法」を執筆) (2012)
  • 著者名/発表者名: 中込四郎, 山本裕二, 伊藤豊彦(編著)
  • 総ページ数: 6
  • 出版者: ミネルヴァ書房