脳機能活性と快ストレスをもたらす高齢者のための運動プログラム開発

• 研究課題/領域番号: 21700664
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 横浜薬科大学
• 研究代表者: 八田 有洋 横浜薬科大学, 薬学部, 准教授 (20312837)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: スポーツ生理学 / ストレス / 唾液アミラーゼ活性 / ウォーキング / 保続性の誤り / 高齢者 / 遂行機能 / 唾液アミラーゼ / POMS / WCST / 健康寿命 / QoL

研究概要

本研究では、高齢者の心身のストレスを低減させ、脳機能を活性化させる運動の内容について検討した。無理のないペースのウォーキングによって、高齢者の緊張-不安、怒り-敵意、混乱のネガティブな主観的感情スコアが有意に改善した。一方、ウォーキング後に唾液アミラーゼ活性が著しく増加すると自分の考えに固執し続ける傾向が認められた。したがって、ウォーキングは高齢者の心理的ストレスを低減させる効果があるが、唾液アミラーゼ活性が増加するにつれて前頭葉の遂行機能が低下することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Effects of a single session of walking on physiological and psychological stress in elderly adults : A pilot study (2011)
  • 著者名/発表者名: Hatta A, Nishihira Y and Higashiura T
  • 雑誌名: Advances in Exercise and Sports Physiology 巻: Vol.16, No.4 ページ: 109-115
  • NAID: 110008661192
  • URL: http://seiri.taiiku.tsukuba.ac.jp/%7Ejsesp/
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of single session of walking on physiological and psychological stress in elderly adults : A pilot study (2011)
  • 著者名/発表者名: Arihiro Hatta, et al
  • 雑誌名: Advances in Exercise and Sports Physiology 巻: 16 ページ: 109-115
  • NAID: 110008661192
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of single session of walking on physiological and psychological stress in elderly adults : A pilot study (2011)
  • 著者名/発表者名: Arihiro Hatta, et al.
  • 雑誌名: Advances in Exercise and Sports Physiology 巻: Vol.16 ページ: 109-115
  • NAID: 110008661192
  • 査読あり
• [雑誌論文] 中強度の全身運動後における運動関連脳電位の変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 東浦拓郎、西平賀昭、八田有洋
  • 雑誌名: 臨床神経生理学 巻: 38 ページ: 385-391
  • NAID: 10029428428
  • 査読あり
• [雑誌論文] 中強度の全身運動後における運動関連脳電位の変化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 東浦拓郎, 西平賀昭, 八田有洋
  • 雑誌名: 臨床神経生理学 巻: 38巻 ページ: 385-391
  • NAID: 10029428428
  • 査読あり
• [雑誌論文] Changes in cognitive function, response preparation, and arousal level following moderate exercise (2009)
  • 著者名/発表者名: Higashiura T, Nishihira Y, Kim S-R, Hayashi K, Hayashi Y, Hatta A and Kuroiwa K
  • 雑誌名: Advances in Exercise and Sports Physiology 巻: Vol.15, No.1 ページ: 9-15
  • NAID: 110007330708
  • URL: http://seiri.taiiku.tsukuba.ac.jp/%7Ejsesp/
  • 査読あり
• [雑誌論文] Changes in cognitive function, response preparation, and arousal levelfollowing moderate exercise (2009)
  • 著者名/発表者名: Takuro Higashiura, et al.
  • 雑誌名: Advances in Exercise and Sports Physiology VOL.15 ページ: 9-15
  • 査読あり
• [学会発表] 運動による唾液アミラーゼ活性の変化が高齢者の脳機能に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋、西平賀昭、東浦拓郎
  • 学会等名: 第66回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 下関
  • 年月日: 2011-09-16
• [学会発表] 運動による唾液アミラーゼ活性の変化が高齢者の脳機能に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋, 西平賀昭, 東浦拓郎
  • 学会等名: 第66回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 海峡メッセ下関
  • 年月日: 2011-09-16
• [学会発表] 疲労困憊に至る高強度運動が脳内の無意識的な刺激検出過程に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 東浦拓郎、西平賀昭、林久仁則、林悠佳、八田有洋
  • 学会等名: 第19回日本運動生理学会大会
  • 発表場所: 徳島
  • 年月日: 2011-08-26
• [学会発表] シンポジウムII、高齢者の運動と脳機能、ストレスを低減させる運動が高齢者の脳機能を活性化させるか (2010)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋
  • 学会等名: 第18回日本運動生理学会大会
  • 発表場所: 鹿児島
  • 年月日: 2010-08-01
• [学会発表] ストレスを低減させる運動が高齢者の脳機能を活性化させるか? (2010)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋
  • 学会等名: 第18回日本運動生理学会大会
  • 発表場所: 鹿児島大学(鹿児島県)
  • 年月日: 2010-08-01
• [学会発表] 身体運動が健康成人の生理的および心理的ストレスに及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋、西平賀昭、東浦拓郎、桑原弘行
  • 学会等名: 第87回日本生理学会大会
  • 発表場所: 盛岡
  • 年月日: 2010-05-20
• [学会発表] 身体運動が健康成人の生理的および心理的ストレスに及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 八田有洋
  • 学会等名: 第87回日本生理学会大会(日本生理学会)
  • 発表場所: いわて県民情報交流センター(岩手県)
  • 年月日: 2010-05-20