研究課題
若手研究(B)
代謝異常疾患の標的臓器である脂肪組織、骨格筋、肝臓および心臓に発現する脂溶性物質をリガンドとする受容体の機能解明を目的とした。エストロゲンをリガンドとするGPR30は、脂肪細胞、骨格筋、肝臓、単離心筋初代培養細胞および代謝異常疾患でリスクが上昇するといわれる心筋梗塞などで認められる心臓線維芽細胞において、その発現が認められた。心筋細胞および線維芽細胞に17b-エストラジオール刺激を行った結果、ERKのリン酸化の亢進が認められた。本研究によって、心臓においてエストロゲンがGPR30を介したnon-genomic作用をもつことが明らかとなった。
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