大学の教員養成に関し地域との連携協力に基づいた2つの学習プログラムを開発、実践し成果を得た。(1)地域の小学校における定期的かつ継続的なボランティア活動を中心としたプログラム。(2)科学者や科学技術に対する親近感の形成と科学的情報を正確に理解することの重要性を認知することを目的とした地域の健康福祉センターの保健士による講習を導入したプログラム。前者については実施先の小学校で学習活動支援、環境整備支援、安全対策支援のいずれでも有効であったことが示された。後者については、学生がプログラムの有効性を理解するとともに、科学者に対する先入観と実際の講師との違いを認識したことがわかった。
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