研究課題/領域番号 |
21700849
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
本多 貴之 明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究員 (40409462)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 材料分析 / 漆 / 高感度分析 / 文化財分析 / 有機物質の微量分析 |
研究概要 |
本研究により、日本・中国産の漆である『Rhus vernicifluum』に関しては、通常の熱分解-ガスクロマトグラフィー/質量分析法(PyGC/MS)と比較して約10倍の感度を獲得することに成功した。加えて、この値はもともと検出されなかった場合を考慮していない値であり、実際の感度としては10 倍以上の感度になっていることは明白であった。一方、日本・中国以外で採取されている漆の場合には高感度化を行わない条件であっても、劣化によってその産地が特定できないほどにはなかなか劣化が進行しないことも明らかとなった。しかしながら、実際の試料の分析例(結果よりタイ産と判明)においては高感度化の効果は確認された。
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