研究課題/領域番号 |
21700852
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
橋本 裕子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 客員研究員 (90416412)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 動植物遺体 / 人骨 / 骨考古学 / 打ち首 / さらし首 / 刑罰 / 古病理 |
研究概要 |
本研究の対象となる「打ち首」や「さらし首」は刑罰史などの文献資料に登場するなかでは比較的多く登場するが、「さらし首」の痕跡が確認できる人骨の出土はこれまで皆無であった。神奈川県逗子市の名越切通遺跡出土した人骨の頭部には孔が穿たれていることが確認でき、孔の形状から和釘を用いたことが予想できた。頭部の孔は、「さらし首」として絵画資料に描かれているものと酷似していただけでなく、絵画資料からは判断できなかった頭部への穿孔方法についても、解明の糸口になる資料であり日本では初めての「さらし首」と推測できる資料を特定できた。
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