配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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研究概要 |
氷中のH_2O同位体の移動を定量的に評価するため,レーザーアブレーションと質量分析を組み合わせた装置の開発を行なった.氷試料を入れてアブレーション位置が観察可能な試料チャンバを新たに作成し,気化試料は質量分析器が設置された分析チャンバに導入する方式とした.試料チャンバは,アブレーションにより気化させた試料が高濃度となるよう,1Paオーダーの圧力レベルとした.このため,この圧力下で氷が固体として安定するよう,-70℃以下に冷却できるようにした.この結果,氷試料の表面が1Paオーダーで3時間以上安定して観察が可能となった.また,試料チャンバから分析チャンバに試料が導入され分析可能なことが分かったが,時間遅れがあり少量のアブレーション試料の分析が課題となっている.
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