健康および生態影響を考慮した都市系廃棄物由来のバイオ燃料の持続可能性評価

• 研究課題/領域番号: 21710042
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 和歌山大学 (2010); 大阪大学 (2009)
• 研究代表者: 山本 祐吾 和歌山大学, システム工学部, 講師 (30379127)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 環境影響評価 / 環境マネジメント / バイオ燃料 / サステイナビリティ評価 / 環境政策

研究概要

廃棄物由来のバイオ燃料として,重油代替の低炭素燃料であるバイオオイルを取り上げ,その生産・転換・利用システムの持続可能性/リスクを定量的に評価した.その結果,1)バイオオイル生成技術を下水処理プロセスに適用し,生成したバイオオイルを重油代替燃料として産業利用することによって,現状の下水処理システムに比して温室効果ガス排出量が半減しうること,2)5%混合までであれば,0.1mg/m^3を超えるNOx濃度に曝露される人口が生じないことが分かった.

研究成果

• [雑誌論文] 地域で発生する厨芥類・下水汚泥を対象とした循環利用システムの導入効果の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高久慎太郎, 山本祐吾, 東海明宏, 吉田登, 盛岡通
  • 雑誌名: 環境システム論文集 38 ページ: 421-428
  • 査読あり
• [雑誌論文] 国産バイオエタノール生産事業の費用対効果の推計 (2010)
  • 著者名/発表者名: 望月広祐, 山本祐吾, 中久保豊彦, 東海明宏
  • 雑誌名: 第38回環境システム研究論文発表会講演集 38 ページ: 359-364
  • NAID: 40019885166
• [雑誌論文] 地域で発生する厨芥類・下水汚泥を対象とした循環利用システムの導入効果の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高久慎太郎, 山本祐吾, 東海明宏, 吉田登, 盛岡通
  • 雑誌名: 環境システム論文集 巻: 38 ページ: 421-428
  • 査読あり
• [雑誌論文] 国産バイオエタノール生産事業の費用対効果の推計 (2010)
  • 著者名/発表者名: 望月広祐, 山本祐吾, 中久保豊彦, 東海明宏
  • 雑誌名: 第38回環境システム研究論文発表会講演集 巻: 38 ページ: 359-364
  • NAID: 40019885166
• [雑誌論文] 輸送用バイオ燃料の導入拡大政策に伴うバイオエタノールの曝露推計および健康リスク評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 西垣賢, 山本祐吾, 東海明宏
  • 雑誌名: 日本リスク研究学会第22回研究発表会講演論文 22 ページ: 55-60
• [雑誌論文] 輸送用バイオ燃料の導入拡大政策に伴うバイオエタノールの曝露推計および健康リスク評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 西垣賢
  • 雑誌名: 日本リスク研究学会第22回研究発表会講演論文 22 ページ: 55-60
• [学会発表] 下水汚泥および一般廃棄物処理インフラ更新の統合管理による温室効果ガス削減効果の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山本祐吾, 乾裕紀子, 吉田登, 盛岡通, 東海明宏
  • 学会等名: 第21回廃棄物資源循環学会研究発表会
  • 発表場所: 金沢市文化ホール
  • 年月日: 2010-11-04
• [学会発表] 下水処理インフラの更新マネジメントによる熱分解オイル化技術の導入効果に関するシナリオ分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本祐吾, 古野間達, 吉田登, 盛岡通
  • 学会等名: 環境科学会2009年会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-09-10