有機・無機ハイブリッド光触媒を用いる低環境負荷貴金属回収技術の開発

• 研究課題/領域番号: 21710082
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境技術・環境材料
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 木田 徹也 九州大学, 総合理工学研究院, 准教授 (70363421)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: リサイクル技術 / 光触媒 / 貴金属 / 回収 / 太陽光

研究概要

新しい貴金属回収技術として、ポリ酸を界面活性剤と複合化させた触媒を用い、水と有機溶媒の界面で貴金属イオンを光還元し、貴金属を溶液から回収する方法を考案した。種々の有機・無機ハイブリッド触媒を調製し、その金イオンの光還元に対する活性を調べたところ、欠損型γ-SiW_<10>O_<36>^<8->が高い活性を有することがわかった。生成した金はシート状の形態を有しており、金の光還元が水と有機溶媒の界面で進行することが確認された。

研究成果

• [雑誌論文] Photoinduced Recovery of Gold Using an Inorganic/Organic Hybrid Photocatalyst (2009)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Kida, Ryuji Oshima, Kazuhiro Nonaka, Kengo Shimanoe, Masamitsu Nagano
  • 雑誌名: Journal of the Physical Chemistry C 113巻 ページ: 19986-19993
• [雑誌論文] Photoinduced Recovery of Gold Using an Inorganic/Organic Hybrid Photocatalyst (2009)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Kida, Ryuji Oshima, Kazuhiro Nonaka, Kengo Shimanoe, Masamitsu Nagano
  • 雑誌名: Journal of the Physical Chemistry C 113 ページ: 19986-19993
  • 査読あり
• [学会発表] Keggin型および欠損型ポリ酸-界面活性剤ハイブリッド光触媒を用いた水/有機二相界面からのAuの回収 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松藤浩正, 湯浅雅賀, 木田徹也, 島ノ江憲剛
  • 学会等名: 電気化学会第78回大会
• [学会発表] ポリ酸-界面活性剤ハイブリッド触媒を用いた酸系水溶液からの金の光回収 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松藤浩正, 湯浅雅賀, 木田徹也, 島ノ江憲剛
  • 学会等名: 2010年日本化学会西日本大会
  • 年月日: 2010-11-06
• [学会発表] ポリ酸\界面活性剤ハイブリッド触媒を用いた金の光回収 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松藤浩正, 湯浅雅賀, 木田徹也, 島ノ江憲剛
  • 学会等名: 第47回化学関連支部合同九州大会
  • 年月日: 2010-07-10
• [学会発表] ポリ酸・界面活性剤ハイブリッド触媒を用いた金の光回収 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松藤浩正, 湯浅雅賀, 木田徹也, 島ノ江憲剛
  • 学会等名: 第47回化学関連支部合同九州大会
  • 発表場所: 北九州国際会議場
  • 年月日: 2010-07-10
• [学会発表] 有機・無機ハイブリッド光触媒を用いた金の回収 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松藤浩正、湯浅雅賀、木田徹也、島ノ江憲剛
  • 学会等名: 日本化学会西日本大会2009
  • 年月日: 2009-11-07